「わたし」と「つくる」
わたしはつくる わたしをつくる あなたはつくる あなたをつくる あなたとつくる わたしとつくる あなたとわたし世界が生まれる
「免罪符」
「まなざし」
あなたのまなざしが
今も
ぼくのなかに
かつても・・・
今も・・・
これからも・・・
「理由」
「在る」
ただそこにあなたが ただそこにわたしが 何かが欲しかったわけではなく 何かを成すためでもなく ただそこにあなたが ただそこにわたしが 「在る」ことが しあわせだった
「余韻」
「欠落」
自然は どんな姿でも いつでも完全なのに わたしにある 欠落 欠けていることを知るのは いつも 痛くてかなしい 欠けていく月は いつも 輝いているのに わたしにある 欠落 それでも君は その欠けている私を 美しいといった
「甘い光」
「森の海」 新緑の木々の葉が 風で 揺らぎ波だった 木漏れ日の葉のきらめきは 波間の水の輝きに よく似てる ひとり森にて漂い かつての海を想う その潮の香りが その波の音が 近くて遠いことがある 遠くて近いことがある
「手放す」
「同じ景色と違う想い」 お花畑は夢のよう 揺れるお花を見ていたら 昔の絵本を思い出す 小さな白いお花畑に ひとりでぽつんと空を見ていた迷子の子羊 同じ景色を見ていても 感じることはみんな違う ひとりひとりの違う世界 同じ景色と違う想い あなたはどんな風に見えますか 違うからこそ映してみたい あなたの想いを
「ほんとうのこと」
「遠い夢」
どんなに忘れたくないとおもっても
さようなら
それは遠き夢となるでしょう
どうしても忘れられないことでも
だいしょうぶ
それは遠き夢となるでしょう
すべてみな
いつか 遠い夢となり
意識の彼方を彷徨う
ぼくは夢をみたよ
それはいつかのだれかの遠い夢だった